【COCOAR活用事例】欅坂46“4thシングルキャンペーン”ARポスター

COCOAR活用事例をご紹介します。
ARを活用したプロモーション企画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

“ポスター×AR”どんなプロモーション企画なの?

2017年4月4日(火)から1週間開催された、欅坂46の“4thシングルキャンペーン”で「COCOAR2」で楽しめるARポスターの企画が行われていました。

こちらの企画は、“渋谷ならではの場所”14か所に設置されている新曲「不協和音」のポスターをCOCOAR2アプリでスキャンすると未公開のスペシャル映像(サビ部分のパフォーマンス+メンバーからのメッセージ)が見られるというものでした。

設置されているポスターは全て一緒の物ではなく全部で7種類のデザインがあり、ARで見られる動画もポスター毎に違った内容となっています。

全ての動画を見るためには渋谷の街を巡ってポスターを探さないといけないという、宝探し&スタンプラリー的な要素があるのも企画として面白いですね。

“シークレット”“コンプリート”が生む情報拡散! ファン心理をくすぐるプロモーション

この企画はテレビ東京で放送されている『欅って、書けない?』の中で紹介されていたのですが、ポスターの詳細な設置場所は告知されず「“渋谷ならではの場所”に7種類14か所設置される」という案内があっただけでした。

その為かネット上では、設置場所の予想や情報交換の話でブログや掲示板が盛り上がったり、TwitterやYouTubeでも実際にポスターを見つけた様子をアップしている人が多数いたりと、公式情報以上に多くの情報を発見することができました。

動画が全部で7種類あるということがファンのコンプリート欲を刺激し、さらに公開する情報を限定したことで見つけたときの喜びや情報発信したいという欲求も高まったのではないかなと思います。

ポスター設置で集客効果!? 協力店にもメリットが

ARポスターは、渋谷109の「欅坂46 POP UP STORE」をはじめ、レコードショップ、カラオケ店など計14か所に設置されたようです。

カラオケ店の中には、お金を払ってカラオケをした人しかポスターを見る事ができないお店もあったようで、ARポスターの企画を集客にうまく利用していますね。

今回、ポスター設置店への集客効果が意図されているかは分かりませんが、その場所でしか見る事のできない限定コンテンツを用意することで、コンテンツ目当ての集客や色々な設置場所へ足を運んでもらう回遊性アップの効果を期待することができます。

設置店にもメリットがあれば、プロモーションへの協力もしてもらいやすく、もしかしたらコラボ企画などにも発展するかもしれませんね。

ポスターが動き出す!? ARを活かした動画コンテンツ

ARで見られる動画は、まるでポスター上のメンバーが動き出したように見える演出がされており、ARならではの動画コンテンツとなっています。

このような演出はいろいろ難しいと思っている方も多いと思いますが、実は簡単に作ることができます。
ポスタービジュアルと、動画の始まりをぴったり一緒のビジュアルにして、なおかつ、ARで再生されたときズレて表示されないように、サイズや位置を調整するだけです。

今回の企画では、先にAR用の動画を制作し、その冒頭部分の静止画を元にポスタービジュアルを作っているのではないかと思います。

ポスターの写真がスマホを使って動き出したらおもしろいですよね。
Twitter上でも、ARポスターを体験して「すごい!」「おもしろい!」と感想を上げている方を多数確認できました。