【COCOAR活用事例】「清州城 ARでおもしろ記念撮影」クロマキー動画のARフォトフレーム

少し前の話なのですが、帰宅途中の駅でなにげなく電車を待っていると、なにやら楽しげなポスターが目に入ってきたんですね。

「ほほ~う、これはわたしの地元(隣町)のお祭りではないか。どれどれ」とポスターを見ていると、なんと、ARの企画(しかもCOCOAR2)を始めたとあるではないですか!

ここはひとつ後学のために見に行かねば!

というわけで、今回はこちらのCOCOAR2を活用した事例をご紹介します。

 

清洲城信長まつりでAR記念撮影

いざ清洲城に行ってみると、当日は清洲城信長まつりでなかなかの賑わいです。

今回のAR企画「ARでおもしろ記念撮影」は信長まつりの期間だけの限定企画なのか常設の企画なのかは分かりませんでしたが、清洲城には3か所のAR撮影スポットがありました。

1.大手門内
最初にみつけたAR撮影スポット。
大手橋から天主閣に向かう門、「大手門」を入ってすぐにありました。

こちらのARスポットは、庭園の注意書き看板がマーカーになっています。看板が認識しにくい場合に備えて、ARの案内板にも予備のマーカーが印刷されています。

ARを読み込むと音楽と共に濃姫が登場。休憩所の案内をしてくれ、その後一緒に写真を撮ることができます。

2.天主閣
※清洲城では「天守閣」を天主閣と表記しています

2つ目のARスポットは天主閣の頂上、展望スペースに設置されていました。
天主閣に上ると辺りを一望できます。
新幹線やJRの線路がすぐ近くにあるので、電車を上から眺める事もできます。

こちらは、案内板に印刷されたイラストがマーカーになっています。
スマホ落下の注意書きは場所柄ですね。
ARを読み込むと馬に乗った信長が高らかに笑いながら登場。清洲公園にある信長と濃姫の銅像を案内をしてくれ、その後一緒に写真を撮ることができます。

3.大手橋
最後のARスポットは清洲城脇を流れる五条川に架かる橋「大手橋」の欄干に設置されていました。案内表示も横断幕でなかなか大がかりです。

こちらは、橋の灯かり(実物)がマーカーになっていました。
マーカーが認識しにくい場合に備えて、ARの案内表示にも予備のマーカーイラストが印刷されています。
立体物で距離もあるせいか、橋の灯かり(実物)ではなかなか認識しなかったので、予備のマーカーイラストでARを試しました。

ARを読み込むと信長が登場。清洲城に来た出迎えのあいさつと、写真撮影をすすめるメッセージが。その後一緒に写真を撮ることができます。

内容的にはこれからお城へ向かう時に見るのが良い感じでしたが、案内表示の向きの関係で、行きに通った時は全然気が付きませんでした。
設置場所について色々と条件があったのかもしれませんが、帰りはすぐ目につきましたので、ちょっともったいないかなと思いました。
設置場所だけでなく、動線を考えた設置の向きも企画を成功させる上では重要ですね。

クロマキー動画でしゃべる、動くフォトフレーム

今回の「清洲城 ARでおもしろ記念撮影」のコンテンツには、クロマキー動画が使われていて、イラストが動いたりしゃべったりするものでした。
コンテンツが始まると、音楽や効果音と共にキャラクターが登場。写真撮影をすすめたり、他のスポットを紹介してくれます。その後、動きが止まったら撮影のチャンス。フォトフレームとして写真を撮影できます。

個人的な感想ですが、登場するキャラクター(イラスト)に対して思い入れがない為、一緒に写真を撮りたいなという気持ちが湧かなかったのがちょっと残念。
フォトフレームを通じて他の立ち寄り地のおすすめをしているのは良いなと思いました。

今回の事例のようなコンテンツは、本格的なアニメーションではなく、グリーンの背景の上でイラストを動かしているだけなので、比較的簡単に制作できます。

クロマキー動画のARフォトフレームは、動きと音で楽しさを演出できるので、イベントや観光地の企画には最適です。